男性Cグループの口腔ケアの実践報告について

 男性Cグループでは、毎日9時30分から生活の時間として、髭剃り、歯磨き、顔洗いの時間を設定しています。その中で口腔ケアの方法を6月より一新して現在取り組んでいます。
 変更した目的として、?口腔内の衛生を保つこと。?歯科通院時の練習とする為です。Cグループご利用者の中には、歯科通院へ行った際に、横になることが出来ないというご利用者がいた事も有り、横になる練習も兼ねて行い、通院の時に横になって処置する事ができる様になると良いなという支援員の思いもあり、変更しています。
 変更以前はご利用者に、椅子に座って頂いた状態で、支援員がブラッシングを行っていました。しかし、口腔内が見えずらい事も有り、支援員も上手く磨くこと(ブラッシング)が出来ませんでした。ご利用者も嫌がってしまう方、すぐに終わらせようとする方等が見られていました。
6月以降、少しずつ口腔ケアの方法、備品を変更しています。
6月? 寝かせ磨きでの歯磨き(ブラッシング)に変更して実施しています。
7月? 寝かせ磨きを継続し、歯磨き粉を液体歯磨き粉(リステリン)へ変更しています。
9月? 寝かせ磨きでのブラッシングに加え、月1回ですが、歯間ブラシ、Y字フロスを使用し、歯間の汚れの除去を行っています。

 口腔ケアの方法を寝かせ磨きに変更したことで、ブラッシングを行う支援員も口腔内が見やすくなり、汚れている個所がはっきり分かるようになりました。口腔ケアは毎日行っているため、支援員のブラッシングの技術も向上してきています。
 ご利用者の様子は、以前の椅子に座った状態での歯磨きの時に比べ、現在はご利用者の方から進んで、「歯磨きやる」と横になる姿が多く見られる様になりました。歯科通院の際も、毎日横になって歯磨きを行っているため、変更後の歯科通院時には、練習の成果もあり、処置台に横になって処置することが出来るようになりました。
今後も継続して、口腔ケアに取り組んでいきたいと思います。

コメントを残す